3(日)は京都競馬場芝3000mを舞台に天皇賞・春が行われる。フィエールマンの連覇なるか、それとも新たなヒーローが誕生するのか。展開とペースが鍵を握る。
出走表とオッズ
5月2日(日)の19時20分現在の単勝オッズ。フィエールマンが2.5倍で1番人気。ユーキャンスマイルが5.2倍で続き、キセキが5.7倍、ミッキースワローが8.8倍だ。穴っぽい馬が内枠に揃っている。
馬番 | 馬名 | 単勝 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | モズベッロ | 12.8 | 牡4 | 58 | 池添 謙一 | 森田 直行 |
2 | エタリオウ | 19.4 | 牡5 | 58 | 川田 将雅 | 友道 康夫 |
3 | トーセンカンビーナ | 16.1 | 牡4 | 58 | 藤岡 康太 | 角居 勝彦 |
4 | ダンビュライト | 16.5 | せん6 | 58 | 松若 風馬 | 音無 秀孝 |
5 | ミッキースワロー | 8.8 | 牡6 | 58 | 横山 典弘 | 菊沢 隆徳 |
6 | スティッフェリオ | 57.7 | 牡6 | 58 | 北村 友一 | 音無 秀孝 |
7 | ユーキャンスマイル | 5.2 | 牡5 | 58 | 浜中 俊 | 友道 康夫 |
8 | キセキ | 5.7 | 牡6 | 58 | 武 豊 | 角居 勝彦 |
9 | ミライヘノツバサ | 42.3 | 牡7 | 58 | 木幡 巧也 | 伊藤 大士 |
10 | メロディーレーン | 52 | 牝4 | 56 | 岩田 望来 | 森田 直行 |
11 | メイショウテンゲン | 36.8 | 牡4 | 58 | 幸 英明 | 池添 兼雄 |
12 | シルヴァンシャー | 31.2 | 牡5 | 58 | M.デムーロ | 池江 泰寿 |
13 | ハッピーグリン | 167.5 | 牡5 | 58 | 和田 竜二 | 森 秀行 |
14 | フィエールマン | 2.5 | 牡5 | 58 | C.ルメール | 手塚 貴久 |
キセキがタフな流れを作る
今年は武豊騎手に乗り替わったキセキがどんな競馬をするかに注目が集まる。スタートが決まれば、タフな流れの逃げに持ち込むはず。スローで逃げると、昨年勝利したフィエールマンが勝つ可能性が高い。ちなみに昨年のラスト4ハロンは11.7、11.6、11.0、11.9で46秒2という上がり勝負だった。こういう流れだと、キセキは厳しい。
2つのペースを考えて予想する
キセキは3歳時に不良馬場で上がり39秒6もかかった菊花賞を制した。その後は2000~2500mのG1で3度2着に入っている。昨年の有馬記念は出遅れたが、タフな流れで功を奏したか、追い込んでフィエールマンにクビ差の5着だった。名手・武豊がスタートを決めて地力勝負に持ち込み、復活のVを狙う。
ハイペースの消耗戦になれば、浮上するのはメイショウテンゲンだ。昨年の菊花賞では12着に敗れたが、その後3000m以上の重賞を4、2、3着とまとめてきた。瞬発力勝負や京都の下り坂に難があるが、キセキが作り出すタフな流れで全馬がバテれば、ゴール前で急浮上する。
スローペースならフィエールマンが勝つ可能性が高いが、ハイペースではどうだろうか? 有馬記念ではハイペースを早めに進出して4着に敗れた。このときは凱旋門賞帰りで調子は今ひとつ。リスグラシューには千切られたが、2着サートゥルナーリアとは0秒2差。ある程度ペースが速くなっても上位争いには加わりそうだ。
モズベッロは日経新春杯を2馬身半差をつけて完勝。続く日経賞では不利があって2着。メキメキと力をつけており、遅いペースなら内ラチ沿いの経済コースを通って好走する可能性が高い。
ユーキャンスマイルは左回りに強いタイプだが、前走は右回りの長距離・阪神大賞典で勝利した。乗り替わりが不安だが、ペースは問わない万能タイプ。
基本はハイペースを予想してキセキとメイショウテンゲンを狙う。ただ、スローペースならフィエールマンとモズベッロ。どちらのペースでもユーキャンスマイルを押さえれば万全だ。
予想印
◎キセキ
〇メイショウテンゲン
▲フィエールマン
△モズベッロ
△ユーキャンスマイル
買い目
キセキ、メイショウテンゲン、フィエールマン、モズベッロ、ユーキャンスマイルのボックス馬券で勝負。
馬連(10点)
ボックス
8、11、14、1、7
3連複/3連単(10点/60点)
ボックス
8、11、14、1、7
▼天皇賞・春を過去のデータの種牡馬、年齢で検証した記事です