4月26日(日)の東京メインはフローラS。2着までに入るとオークスの優先出走権が与えられる。エアグルーヴの孫レッドルレーヴと曾孫スカイグルーヴの出走に注目が集まるが、どんなレースになるだろうか?
出走表とオッズ
4月25日(土)の19時41分現在の単勝オッズ。スカイグルーヴが2倍で1番人気。レッドルレーヴが6倍、差がなくホウオウピースフルが6.1倍と続いている。
馬番 | 馬名 | 単勝 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 | 調教師 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | エレヴァテッツァ | 14.8 | 牝3 | 54 | 津村 明秀 | 松永 幹夫 |
2 | セイウンヴィーナス | 41.7 | 牝3 | 54 | 野中 悠太郎 | 本間 忍 |
3 | ウインマリリン | 10.8 | 牝3 | 54 | 横山 武史 | 手塚 貴久 |
4 | シャンドフルール | 88 | 牝3 | 54 | 田中 勝春 | 松永 幹夫 |
5 | ルトロヴァイユ | 76.9 | 牝3 | 54 | 吉田 豊 | 竹内 正洋 |
6 | ウィスパリンホープ | 30.3 | 牝3 | 54 | 横山 典弘 | 昆 貢 |
7 | ホウオウピースフル | 6.1 | 牝3 | 54 | D.レーン | 大竹 正博 |
8 | リヴァージュ | 134.2 | 牝3 | 54 | 大野 拓弥 | 田村 康仁 |
9 | スカイグルーヴ | 2 | 牝3 | 54 | C.ルメール | 木村 哲也 |
10 | ヒューマンコメディ | 99.5 | 牝3 | 54 | 武藤 雅 | 水野 貴広 |
11 | レッドルレーヴ | 6 | 牝3 | 54 | M.デムーロ | 藤沢 和雄 |
12 | ヴォリアーモ | 25.6 | 牝3 | 54 | 三浦 皇成 | 木村 哲也 |
13 | シャレード | 151.6 | 牝3 | 54 | 岡田 祥嗣 | 藤原 英昭 |
14 | テイエムフローラ | 146.1 | 牝3 | 54 | 古川 吉洋 | 鈴木 孝志 |
15 | ショウナンハレルヤ | 29.6 | 牝3 | 54 | 田辺 裕信 | 矢野 英一 |
16 | フアナ | 13.2 | 牝3 | 54 | L.ヒューイットソン | 角居 勝彦 |
17 | レッドサーシャ | 61.5 | 牝3 | 54 | 石川 裕紀人 | 黒岩 陽一 |
ノーザンファーム×外国人ジョッキーの組み合わせ
桜花賞をデアリングタクト、皐月賞をコントレイルと、他牧場に勝たれたノーザンファーム。クラシック3戦目のオークスを取りこぼすわけにはいかない。そこで、このオークストライアルには、必勝のラインナップを揃えてきた。
下の表を見てほしい。ノーザンファーム生産馬は6頭。そのうち4頭に外国人ジョッキーを起用した(ルメールとM・デムーロはJRA所属だが、国籍は外国)。この4頭で上位2着を独占して、オークスの優先出走権を手にするつもりだ。もちろん賢明な競馬ファンは理解しており、スカイグルーヴ、レッドルレーヴ、ホウオウピースフル、フアナは1、2、3、5番人気に支持されている。
馬番 | 馬名 | 単勝 | 騎手 | 馬主 | 生産者 |
---|---|---|---|---|---|
1 | エレヴァテッツァ | 14.8 | 津村明秀 | サンデーレーシング | 白老ファーム |
2 | セイウンヴィーナス | 41.7 | 野中悠太 | 西山茂行 | 大柳ファーム |
3 | ウインマリリン | 10.8 | 横山武史 | ウイン | コスモヴューファーム |
4 | シャンドフルール | 88 | 田中勝春 | 前田葉子 | ノースヒルズ |
5 | ルトロヴァイユ | 76.9 | 吉田豊 | 古川一弘 | レイクヴィラファーム |
6 | ウィスパリンホープ | 30.3 | 横山典弘 | タイヘイ牧場 | タイヘイ牧場 |
7 | ホウオウピースフル | 6.1 | レーン | 小笹芳央 | ノーザンファーム |
8 | リヴァージュ | 134.2 | 大野拓弥 | 島川隆哉 | 社台ファーム |
9 | スカイグルーヴ | 2 | ルメール | シルクレーシング | ノーザンファーム |
10 | ヒューマンコメディ | 99.5 | 武藤雅 | 野村茂雄 | 上水牧場 |
11 | レッドルレーヴ | 6 | M.デムーロ | 東京ホースレーシング | ノーザンファーム |
12 | ヴォリアーモ | 25.6 | 三浦皇成 | サンデーレーシング | ノーザンファーム |
13 | シャレード | 151.6 | 岡田祥嗣 | 寺田寿男 | ノーザンファーム |
14 | テイエムフローラ | 146.1 | 古川吉洋 | 竹園正繼 | 天羽牧場 |
15 | ショウナンハレルヤ | 29.6 | 田辺裕信 | 国本哲秀 | 森永聡 |
16 | フアナ | 13.2 | ヒューイットソン | 近藤英子 | ノーザンファーム |
17 | レッドサーシャ | 61.5 | 石川裕紀 | 東京ホースレーシング | 辻牧場 |
同じ牝系によるライバル対決の序章となるのか?
スカイグルーヴ(エピファネイア産駒)とレッドルレーヴ(キングカメハメハ産駒)は同じ牝系に属する。スカイグルーヴはエアグルーヴの曾孫、アドマイヤグルーヴの孫、ドゥラメンテの姪だ。一方、レッドルレーヴはエアグルーヴの孫、ルーラーシップとアドマイヤグルーヴの姪にあたる。どちらも一流の血筋だ。
※まったくの余談だが、血筋といえば、ある日突然「新田家の血を引いている」と宣言して征夷大将軍になった徳川家康を思い浮かべる人も多いはず。では、スカイグルーヴとレッドルレーヴを、強引に徳川家の系図に当てはめてみたらどうなるだろうか? エアグルーヴを家康だと仮定した場合、スカイグルーヴは嫡流で曾孫の「綱吉」、レッドルレーヴは傍流の孫「水戸黄門」になる。かつて五代将軍の徳川綱吉が出した「生類憐みの令」を、水戸黄門が公然と非難して江戸の民から拍手喝さいを浴びたことは有名な話だ。時代と生物の垣根を超えて、フローラSを舞台に「綱吉・水戸黄門対決」が再び行われるというのは、歴史と競馬の奥深さを感じずにはいられない!
見解
スカイグルーヴの京成杯は完全に勝ちパターンだったが、怒涛の追い込みを見せたクリスタルブラックに差された。有馬記念でメジロマックイーンがダイユウサクに差されたようなものなので、力は証明した。新馬戦で東京芝2000mを楽勝しており、このコースも向く。人気だが、ここも問題なく突破しそうだ。
レッドルレーヴのフラワーCの末脚を見ると、距離が伸びてさらによさそうだ。両馬の一騎打ちになる可能性が高い。
フアナは新馬戦で出遅れながらもアドマイヤビルゴに3/4差の2着。続く未勝利をあっさり勝利した。東京コースもよさそうだ。
ホウオウピースフルもは東京芝2000mの百日草特別で強かった。同じ舞台で楽しみだ。
クイーンC3着のセイウンヴィーナスとミモザ賞を勝ったウインマリリンも押さえる。
予想印
◎スカイグルーヴ
〇レッドルレーヴ
▲フアナ
△ホウオウピースフル
×セイウンヴィーナス
×ウインマリリン
買い目
スカイグルーヴとレッドルレーヴから流す。
馬連(9点)
9-11、16、7、2、3
11-16、7、2、3
3連複/3連単(14点/24点)
フォーメーション
1列目:9、11
2列目:9、11、16、7
3列目:9、11、16、7、2、3