(昨年、安田記念に出走したアーモンドアイ)
ヴィクトリアマイルはアーモンドアイが勝利
2020年5月17日、東京競馬場芝1600mでヴィクトリアマイル(G1)が行われた。今週も無観客競馬での開催で、馬場状態は良。アーモンドアイが単勝1.4倍で圧倒的な1番人気に支持された。
トロワゼトワルが逃げる展開。1000m通過は56秒7。直線に入ると4番手を追走したアーモンドアイがあっさりと抜け出して、他馬を突き放す。鞍上のルメール騎手は多少気合をつけた程度で、2着に4馬身差をつけて楽勝した。2着は道中3番手を進んだサウンドキアラ。ノームコアがゴール直前に逃げたトロワゼトワルをとらえて3着に入った。
1000m通過が56秒7だが、上がり3ハロンは33秒9と速く、後方待機馬はまったく出番のない馬場だった。
アーモンドアイは格の違いを見せつけた。広々とした東京で不利がなければ、ここまで強いとは改めて驚きだ。
2着のサウンドキアラは大外枠が不安視されたが、全く問題なかった。鞍上の松山騎手が上手に乗った。来週のデアリングタクトも楽しみだ。
ノームコアはスタートが悪かったが3着まで巻き返した。昨年の勝ち馬はやはり強かった。
逃げたトロワゼトワルは、2着と差のない4着に粘った。前残りの馬場のおかげでもあるが、力はつけている。
ラヴズオンリーユー、プリモシーンは展開が向かなかった。
ヴィクトリアマイルCの結果
着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 重量 | 騎手 | 着差 | 人気 |
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1 | 12 | アーモンドアイ | 牝5 | 55 | C.ルメール | 01:30.6 | 1 |
2 | 18 | サウンドキアラ | 牝5 | 55 | 松山 弘平 | 4 | 4 |
3 | 16 | ノームコア | 牝5 | 55 | 横山 典弘 | クビ | 5 |
4 | 13 | トロワゼトワル | 牝5 | 55 | 三浦 皇成 | 1/2 | 12 |
5 | 7 | ダノンファンタジー | 牝4 | 55 | 川田 将雅 | 1/2 | 6 |
京王杯スプリングCはダノンスマッシュが勝利
2020年5月16日、東京競馬場芝1400mで京王杯スプリングC(G2)が行われた。稍重馬場。1番人気はタワーオブロンドンだが単勝3.5倍。有力馬は馬場状態と距離が不安視された。
セイウンコウセイではなく、ダノンスマッシュが大外枠から先手を奪う展開。直線に入ると、好位を追走したグルーヴィットとステルヴィオが、ダノンスマッシュの内と外から襲い掛かる。その差は詰まらず、ダノンスマッシュが上がり33秒1でまとめて押し切った。
乗り替わりのレーン騎手が、またしても腕達者なところを見せつけた。不安視された1400mの距離は問題なかった。ダノンスマッシュはこれで重賞5勝目。次こそはG1獲りを果たしたい。
一昨年のマイルCSの覇者ステルヴィオは、結果の出ない時期があったが、ようやく復調した。次走以降も楽しみ。
グルーヴィットはやはり左回りは走る。
人気のタワーオブロンドンは直線伸びを欠いて8着。58キロの斤量と馬場状態が響いた。
京王杯スプリングCの結果
着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 重量 | 騎手 | タイム | 人気 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 13 | ダノンスマッシュ | 牡5 | 56 | D.レーン | 1:19.8 | 2 |
2 | 12 | ステルヴィオ | 牡5 | 57 | 川田 将雅 | 3/4 | 4 |
3 | 2 | グルーヴィット | 牡4 | 56 | M.デムーロ | 43894 | 3 |
4 | 1 | ラヴィングアンサー | 牡6 | 56 | 吉田 豊 | アタマ | 12 |
5 | 9 | セイウンコウセイ | 牡7 | 57 | 内田 博幸 | クビ | 7 |