(写真は2019年安田記念のゴール前。インディチャンプ(赤帽)が勝利)
26(日)は安田記念の前哨戦・マイラーズCが京都芝1600mで行われる。1番人気が確実なのは、昨年、安田記念とマイルCSの春秋マイルG1を制したインディチャンプ。同馬に死角はあるのか? 検証して予想する。
出走表とオッズ
4月25日(土)の19時44分現在の単勝オッズ。インディチャンプが2倍で1番人気。ヴァンドギャルドが4.4倍で続き、フィアーノロマーノ、ヴァルディゼール、レッドヴェイロンも10倍以内だ。
馬番 | 馬名 | 単勝 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 | 調教師 |
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1 | インディチャンプ | 2 | 牡5 | 58 | 福永 祐一 | 音無 秀孝 |
2 | ランスオブプラーナ | 47.8 | 牡4 | 56 | 太宰 啓介 | 本田 優 |
3 | タイムトリップ | 102.8 | 牡6 | 56 | 藤岡 康太 | 菊川 正達 |
4 | ブラックムーン | 36.3 | 牡8 | 56 | 松山 弘平 | 西浦 勝一 |
5 | ベステンダンク | 60.5 | 牡8 | 56 | 藤岡 佑介 | 安達 昭夫 |
6 | ロードクエスト | 52.7 | 牡7 | 56 | 松若 風馬 | 小島 茂之 |
7 | ヴァンドギャルド | 4.4 | 牡4 | 56 | 岩田 望来 | 藤原 英昭 |
8 | カルヴァリオ | 123 | せん7 | 56 | 幸 英明 | 大竹 正博 |
9 | リコーワルサー | 138 | 牡5 | 56 | 真島 大輔 | 荒山 勝徳 |
10 | ヴァルディゼール | 7.1 | 牡4 | 56 | 北村 友一 | 渡辺 薫彦 |
11 | フィアーノロマーノ | 6.4 | 牡6 | 56 | 川田 将雅 | 高野 友和 |
12 | レッドヴェイロン | 7.8 | 牡5 | 56 | 浜中 俊 | 石坂 正 |
見解
インディチャンプが今回背負う58キロの斤量は大丈夫だろうか? 過去10年、このレースで58キロ以上背負った馬は【0.0.1.10】と散々な結果に終っている。インディチャンプが58キロを背負ったのはこれまで3回あり、昨年の安田記念で1着、昨年の毎日王冠が4着、今年の中山記念は3着だった。敗れた昨年の毎日王冠と今年の中山記念には、以下の共通点がある。
(1)休み明けで目標が先だった
(2)距離が1800mで1ハロン長かった
(3)メンバーが強力だった
この3点が今回とは異なる。今回は前走中山記念を使ったので、ある程度仕上がっており、距離はベストの1600m、そして相手もあまり強くない。
たとえば、昨秋の毎日王冠はダノンキングリー、アエロリット、ペルシアンナイト、モズアスコットなどG1級が4頭もいた。また、前走の中山記念はダノンキングリー、ラッキーライラック、ソウルスターリング、ペルシアンナイトと、こちらもハイレベルだった。
今回のマイラーズCで上位人気になりそうなのはフィアーノロマーノ、ヴァンドギャルド、ヴァルディゼール、レッドヴェイロン。ようやく素質が開花した馬が多く、現時点でG1で勝ち負けになりそうな馬はいない。さすがにインディチャンプが、これらの相手に不覚を取ることは想像しづらい。
インディチャンプの相手はどうするか?
1頭が圧倒的に強い場合は、相手には人気薄の逃げ馬か追込馬を選ぶのが定石だ。
逃げそうなのはランスオブプラーナ。近走成績がよくないが、昨年のこの時期にはG3の毎日杯を逃げ切って勝利している。単騎で競馬ができれば、しぶといタイプだ。インディチャンプが仕掛けを遅らせれば、逃げ残る可能性がある。
ブラックムーンはこのところの成績は悪いが、一昨年の京都金杯(G3)を勝っているように、京都のマイルを得意にしている。インディチャンプが早めに前を潰せば、浮上する可能性はある。
ロードクエストは重賞3勝馬。終わった感があるが、今回の相手なら地力でなんとかなるかもしれない。
インディチャンプの相手は、かつて重賞勝ちのある逃げor追込馬をチョイス。念のため、ここ2走好調なフィアーノロマーノも押さえる。
予想印
◎インディチャンプ
〇ランスオブプラーナ
▲ブラックムーン
△ロードクエスト
×フィアーノロマーノ
買い目
インディチャンプから流す。
馬連(4点)
1-2、4、6、11
3連複/3連単(6点/12点)
フォーメーション
1列目:1
2列目:2、4、6、11
3列目:2、4、6、11