(写真は2019年ヴィクトリアマイル時のラッキーライラック)
2020年4月5日、阪神競馬場芝2000mで大阪杯(G1)が行われた。今週も無観客競馬での開催。ダノンキングリーが1番人気に支持され、差がなくラッキーライラック、ブラストワンピース、クロノジェネシス、ワグネリアンが続き、5頭に人気が集中した。
好スタートを切ったダノンキングリーがまさかの逃げ。ジナンボーが斜め後ろでプレッシャーをかける展開。直線に入るとインの3番手でじっと我慢していたラッキーライラックと、道中はその隣にいたクロノジェネシスが、ダノンキングリーに襲い掛かる。最後はラッキーライラックがわずかに抜け出してゴール。クビ差でクロノジェネシス、さらにクビ差でダノンキングリーが続いた。
ブラストワンピースは4角で外を回って追い上げたが、直線では伸びずに7着。ワグネリアンはいいところなく5着。カデナが内から鋭く伸びて4着と好走した。
ラッキーライラックは阪神ジュベナイルF、エリザベス女王杯に続くG1・3勝目。
大阪杯のレース結果
着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 | タイム | 着差 | 単勝人気 |
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1 | 5 | ラッキーライラック | 牝5 | 55 | M.デムーロ | 01:58.4 | 2 | |
2 | 12 | クロノジェネシス | 牝4 | 55 | 北村 友一 | 01:58.4 | クビ | 4 |
3 | 8 | ダノンキングリー | 牡4 | 57 | 横山 典弘 | 01:58.5 | クビ | 1 |
4 | 11 | カデナ | 牡6 | 57 | 鮫島 克駿 | 01:58.6 | 3/4 | 11 |
5 | 4 | ワグネリアン | 牡5 | 57 | 福永 祐一 | 01:58.8 | 1 1/4 | 5 |
レース分析
牝馬2頭の力が少し上と思い、◎ラッキーライラック、〇クロノジェネシスにしたが、その通りの結果だった。
ラッキーライラックのM・デムーロはインに張り付く戦法。スタート直後の位置取りで勝負ありだった。テン乗りの中山記念をトライアル的な乗り方をして、今回に生かした。
クロノジェネシスは大外12番枠が気になったが、北村友一騎手がまずまずの騎乗。バゴ産駒の同馬はスローのヨーイドンの競馬はあまり得意でないので、先行策したのはよかったが、通ったコースの差で負けた。
ブラストワンピースは器用さがあまりない。4角で大外を回ったロスが響いて伸びなかった。もう少し流れる展開でないと厳しい。
ダノンキングリーの逃げは意外。ジナンボーに終始突っつかれる展開は厳しかった。
ワグネリアンは2400mの方がいい。