ここからは2018年度 中央競馬の馬主ランキングを獲得賞金順に1位から50位まで一挙紹介する。また、オーナーの所有馬がどこの牧場で生産されたについて
、大まかな割合を書く。
第1位 サンデーレーシング
ノーザンファームの直系クラブ
クラブ法人。募集先である愛馬会はサンデーサラブレッドクラブ。代表者は吉田俊介（吉田勝己の子）。2018年のリーディングオーナー。所有馬の生産はノーザンファームが7割で、社台コーポレーション白老ファームが2割、追分ファームが1割。総口数が40口のため、初期投資金が結構必要である。
勝負服→黒、赤十字襷、袖黄縦縞。
最近の活躍馬→アルアイン、アエロリット、ステルヴィオ、グランアレグリア、ラッキーライラック
第2位 シルクレーシング
躍進が著しいノーザンファーム系
クラブ法人。代表者は米本昌史（吉田勝己の娘婿）。募集先である愛馬会はシルク・ホースクラブ。2011年度募集よりノーザングループの一員となった。かつては「シルク」の冠名を用いていたが、最近は使っていない。所有馬の生産はノーザンファームが5割、社台コーポレーション白老ファームが2割。総口数が500もあるため、1口の値段は安くなる。
勝負服→水色、赤玉霰、袖赤一本輪
最近の活躍馬→アーモンドアイ、ブラストワンピース、インディチャンプ、グロリーヴェイズ
第3位 キャロットファーム
本家に迫るノーザンファーム系クラブ
クラブ法人。代表者は秋田博章。募集先である愛馬会はキャロットクラブ。所有馬の生産はノーザンファームが7割で、社台コーポレーション白老ファームが1割5分。総口数が400もあり、手軽な値段でノーザンファームの良血馬のオーナーになることができる。
勝負服→緑、白二本輪、白袖赤一本輪
最近の活躍馬→レイデオロ、サートゥルナーリア、リスグラシュー、コントラチェック
第4位 社台レースホースファーム
社台ファームの直系クラブ
クラブ法人。代表者は吉田哲哉（吉田照哉の子）。募集先である愛馬会は社台サラブレッドクラブ。所有馬の生産は社台ファームが7割、社台コーポレーション白老ファームが2割、追分ファームが1割。総口数が40口のため、初期投資金が結構必要である。
勝負服→黄、黒縦縞、袖青一本輪
最近の活躍馬→ソウルスターリング、オールブラッシュ、ギベオン、ラストドラフト
第5位 ゴドルフィン
誰もが憧れるロイヤルブルー
2009年、モハメド殿下が所有する競走馬を「シェイク・モハメド」としてJRAに馬主登録。2018年に「ゴドルフィン」に変更。世界の競馬に大きな影響力を持つ。所有馬の生産はダーレー・ジャパン・ファームが9割。ちなみにシェイク・モハメドの正式な名はムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥームで、ドバイ首長国のアミール（首長）、ならびにアラブ首長国連邦の副大統領と首相も兼任。
勝負服→青、袖水色一本輪
最近の活躍馬→ティーハーフ、ドーヴァー、オールドベイリー、デュープロセス
第6位 Ｇ１レーシング
新進気鋭の社台グループ系
クラブ法人。総口数が40口。代表者は吉田正志（吉田晴哉の子）。募集先である愛馬会はＧ１サラブレッドクラブ。所有馬の生産は社台コーポレーション白老ファームが3割、追分ファームが2割5分、ノーザンファームと社台ファームが2割。
勝負服→黒、赤襷、袖赤一本輪
最近の活躍馬→ルヴァンスレーヴ、ペルシアンナイト、サングレーザー、ヴァルディゼール
第7位 松本好雄
競馬界きっての人情派
明石市生まれの松本さんなので「メイショウ」の冠名を使う。大型船舶用ディーゼルエンジンのクランク軸など、産業機械を手掛ける株式会社きしろを中心とするきしろグループの代表。日本馬主協会連合会の名誉会長。所有馬の生産は三嶋牧場が2割、太陽牧場、高昭牧場、日西牧場、赤田牧場、富田牧場などが0.5割。そのほか日高の牧場から少しずつ所有している。
勝負服→青、桃襷、桃袖
最近の活躍馬→メイショウテッコン、メイショウテンゲン、メイショウショウブ、メイショウケイメイ、メイショウオワラ、メイショウロセツ
第8位 金子真人ホールディングス
抜群の相馬眼を誇る
代表者は株式会社図研の代表取締役社長・金子真人。元々は個人で馬を持っていたが、あまりにも成績がよいので法人名義にした。これまでディープインパクト、キングカメハメハなど、日本の競馬史に残る名馬を多数している。ハワイに関する馬名をつけると期待が高いという噂があり、その馬のデビュー戦は人気を集める。生産はノーザンファームが5割、日高大洋牧場が2割、社台ファームが1割5分。
勝負服→黒、青袖、黄鋸歯型
最近の活躍馬→ワグネリアン、マカヒキ、ヴェロックス、ユーキャンスマイル
第9位 サラブレッドクラブ・ラフィアン
悲願のダービー制覇なるか？
クラブ法人。総口数は100。代表者は岡田紘和（岡田繁幸の長男）。募集先である愛馬会はラフィアンターフマンクラブ。牡馬は「マイネル」の冠名、牝馬は冠名を使用しなくなった。所有馬の生産はビッグレッドファームが4割、コスモヴューファームが0割5分、1頭だけ所有している牧場が多数ある。
勝負服→赤、緑袖赤一本輪
最近の活躍馬→マイネルフラップ、マイネルファンロン、エントリーチケット、マイネルハニー
第10位 東京ホースレーシング
社台系の良血馬が狙い目
「レッド」の冠名でおなじみのクラブ法人。総口数が400。代表者は山本洋子（フィールズ株式会社の代表・山本英俊の妻）。募集先である愛馬会は東京サラブレッドクラブ。所有馬の生産は社台ファームが4割、ノーザンファームが2割5分、下河辺牧場が0割5分ほど。
勝負服→赤、白星散、袖白一本輪
最近の活躍馬→レッドローゼス、レッドリジェノヴァ、レッドオルガ、レッドレオン
