(写真は2019年NHKマイルCのグランアレグリア)
安田記念はグランアレグリアが完勝
2020年6月7日、東京競馬場芝1600mで安田記念が行われた。今週も無観客競馬での開催で、馬場状態は稍重。アーモンドアイが単勝1.3倍で圧倒的な1番人気に支持された。
ダノンスマッシュが逃げ1000m通過は57秒3のハイペース。直線に向くと、道中を中団で待機したグランアレグリアが抜群の手応えで抜け出す。内から捌くのに苦労するインディチャンプと、外から追い込むアーモンドアイを尻目に、グランアレグリアが2馬身半差をつけて快勝した。アーモンドアイはインディチャンプを交わすのがやっとで2着だった。
グランアレグリアは高松宮記念後にこのレースに絞って調整し、最高の状態だった。揉まれる競馬が得意ではないので、外枠もよかった。それにしても強い内容だった。これで8戦5勝。G1は昨年の桜花賞に続く2勝目だ。
アーモンドアイは出遅れて後ろからの競馬。直線でもいつもの伸び脚ではなかった。稍重の馬場、中2週、出遅れ、いずれが原因かはわからないが、残念な結果に終った。
インディチャンプは直線で前が開くのに手間取り、グランアレグリアにいいポジションを取られたのが響いた。すんなりの競馬なら2着はあっただけに悔やまれる。
安田記念の結果
着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 重量 | 騎手 | 着差 | 単勝人気 |
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1 | 11 | グランアレグリア | 牝4 | 56 | 池添 謙一 | 01:31.6 | 3 |
2 | 5 | アーモンドアイ | 牝5 | 56 | C.ルメール | 2 1/2 | 1 |
3 | 6 | インディチャンプ | 牡5 | 58 | 福永 祐一 | 1/2 | 2 |
4 | 3 | ノームコア | 牝5 | 56 | 横山 典弘 | クビ | 7 |
5 | 8 | ケイアイノーテック | 牡5 | 58 | 津村 明秀 | 1 1/4 | 11 |
鳴尾記念はパフォーマプロミスがV
2020年6月6日、阪神競馬場芝2000mで鳴尾記念が行われた。良馬場。ラヴズオンリーユーが単勝1.8倍の圧倒的1番人気に支持された。
サトノフェイバーが逃げる展開。人気のラヴズオンリーユーは5、6番手を追走。直線で外から先頭に立つと、インでじっくり待機していたパフォーマプロミスと馬体を併せての叩き合いになり、最後はハナ差でパフォーマプロミスが競り勝った。3着にはレッドジェニアルがしぶとく脚を伸ばした。
パフォーマプロミスは昨年の天皇賞春3着以来の競馬。約1年1カ月ぶりのレースで勝利した。日経新春杯、アルゼンチン共和国杯に続く重賞3勝目。8歳馬が久々のレースで重賞勝ちとは、恐れ入った!
鳴尾記念の結果
着順 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 負担重量 | 騎手 | 着差 | 人気 |
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1 | 1 | パフォーマプロミス | 牡8 | 56 | 福永 祐一 | 02:00.1 | 10 |
2 | 7 | ラヴズオンリーユー | 牝4 | 54 | M.デムーロ | ハナ | 1 |
3 | 8 | レッドジェニアル | 牡4 | 56 | 酒井 学 | 1/2 | 4 |
4 | 10 | サイモンラムセス | 牡10 | 56 | 川須 栄彦 | 2 1/2 | 16 |
5 | 13 | レッドガラン | 牡5 | 56 | 北村 友一 | 1 1/4 | 3 |