今年は中山芝2000mで皐月賞が行われる。牡馬クラシックの第1弾はどんなレースになるだろうか? 過去10年のデータから傾向を占う。
出走予定馬と予想オッズ
人気を集めそうなのは、昨年末のホープフルSを完勝したコントレイル、弥生賞で力強い末脚を見せて勝利したサトノフラッグ、朝日杯FSで2着に2馬身半差をつけて快勝したサリオス。果たして3強決着となるのか、それとも?
予想オッズ | 馬名 | 騎手 |
---|---|---|
2.5 | コントレイル | 福永 |
3.5 | サトノフラッグ | ルメール |
3.5 | サリオス | レーン |
13 | クリスタルブラック | 吉田豊 |
13 | ヴェルトライゼンデ | 池添 |
17 | マイラプソディ | 武豊 |
24 | ダーリントンホール | M・デムーロ |
52 | コルテジア | 松山 |
55 | ラインベック | 岩田康 |
65 | ガロアクリーク | ヒューイットソン |
93 | レクセランス | 北村友 |
100 | ビターエンダー | 津村 |
110 | キメラヴェリテ | 藤岡康 |
110 | ブラックホール | 石川 |
280 | サトノフウジン | |
370 | ウインカーネリアン | 田辺 |
600 | テンピン | 中井 |
600 | ディープボンド | 横山典 |
800 | アメリカンシード |
人気の傾向は?
過去10年の平均配当は馬連が3505円、3連単は16万6628円とやや荒れ気味。馬券圏内30頭中、半分の15頭が1~3番人気。7番人気以下は9頭が馬券に絡んでおり、平均すると毎年約1頭は7番人気以下が馬券圏内に来ている。
人気別成績(過去10年)
人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1 | 3-2-1-4 | 30.0% | 50.0% | 60.0% |
2 | 1-3-0-6 | 10.0% | 40.0% | 40.0% |
3 | 1-1-3-5 | 10.0% | 20.0% | 50.0% |
4~6 | 2-3-1-24 | 6.7% | 16.7% | 20.0% |
7~9 | 3-1-3-23 | 10.0% | 13.3% | 23.3% |
10~ | 0-0-2-83 | 0.0% | 0.0% | 2.4% |
ステップレースの成績は?
ステップレースは共同通信杯組【4.0.2.8】が4勝しており、複勝率は42.9%と高い。弥生賞組【1.5.2.34】は勝ち切れず、複勝率は19%と平均的。スプリングS組【3.1.2.36】は複勝率14.3%で、出走頭数のわりに成績はよくない。
前走のレース別成績(過去10年)
前走レース名 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
共同通信杯 | 4-0-2-8 | 28.6% | 28.6% | 42.9% |
スプリングS | 3-1-2-36 | 7.1% | 9.5% | 14.3% |
弥生賞 | 1-5-2-34 | 2.4% | 14.3% | 19.0% |
毎日杯 | 1-0-0-10 | 9.1% | 9.1% | 9.1% |
ホープフルS(G1) | 1-0-0-0 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
若葉S | 0-3-1-19 | 0.0% | 13.0% | 17.4% |
アーリントンC | 0-1-0-2 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
京成杯 | 0-0-2-2 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
きさらぎ賞 | 0-0-1-7 | 0.0% | 0.0% | 12.5% |
共同通信杯組の成績は?
過去10年で4勝している共同通信杯組。共同通信杯での成績は1着【3.0.1.4】は複勝率50%だが、2着以下に敗れていると【1.0.1.4】とあまり成績がよくない。過去、共同通信杯で9着と大敗して、皐月賞で3着に巻き返した2011年のダノンバラードは武豊騎手が騎乗していた。今年の共同通信杯で4着に敗れたマイラプソディも武豊騎手が騎乗する。この共通点がどう出るか? ちなみに今年の共同通信杯はダーリントンホールが勝利した。
共同通信杯の着順別の成績(過去10年)
共同通信杯の着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1着 | 3-0-1-4 | 37.5% | 37.5% | 50.0% |
2着 | 1-0-0-1 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
3着 | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
4着 | なし | |||
5着 | なし | |||
6~9着 | 0-0-1-1 | 0.0% | 0.0% | 50.0% |
10着~ | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
弥生賞組の成績は?
近年、成績が今ひとつの弥生賞組。弥生賞1着馬【1.3.0.5】は複勝率44.4%で、皐月賞も勝って連勝したのは2010年のヴィクトワールピサのみ。今年、弥生賞を制したサトノフラッグにとっては少し気になるデータだ。
弥生賞の着順別の成績(過去10年)
弥生賞の着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1着 | 1-3-0-5 | 11.1% | 44.4% | 44.4% |
2着 | 0-0-0-10 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
3着 | 0-0-2-8 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
4着 | 0-2-0-1 | 0.0% | 66.7% | 66.7% |
5着 | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
6~9着 | 0-0-0-8 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
10着~ | 0-0-0-1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
レース間隔別の成績は?
昨年、サートゥルナーリアが暮れのホープフルS以来の競馬で勝利したように、最近はトライアルを使わずに、間隔をあけて皐月賞に臨む馬が多い。レース間隔別の成績では、レース間隔をあけている馬が複勝率が高く、中9週以上【1.0.4.13】は複勝率27.8%と優秀な成績だ。今年の出走馬では朝日杯FSを勝ったサリオスが中17週、ホープフルSの覇者コントレイルが中15週、京成杯の勝ち馬クリスタルブラックが中12週、きさらぎ賞の1着馬コルテジアが中9週だ。
レース間隔別の成績(過去10年)
間隔 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
中1週 | 0-0-0-5 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
中2週 | 1-0-0-13 | 7.1% | 7.1% | 7.1% |
中3週 | 3-4-3-56 | 4.5% | 10.6% | 15.2% |
中4~8週 | 5-6-3-58 | 6.9% | 15.3% | 19.4% |
中9週以上 | 1-0-4-13 | 5.6% | 5.6% | 27.8% |